クレジットカードの現金化は資金作りで利用されることが多いです。
果たして安心かつ安全な方法なのか。
本記事では、知恵袋などに寄せられた質問から紐解いていきます。
- クレジットカードの現金化は主に2種類
- 現金化がバレたら強制退会や一括返済を求められる
- 自己破産は不可ので金銭的損失が大きい
- 個人情報が流失されて詐欺などに利用される場合もある
Contents
クレジットカードの現金化とはどんな方法?
クレジットカードの現金化には、さまざまな方法が存在しています。
- 買取式
- キャッシュバック式
買取式とは、換金率の高い商品をクレジットカードで購入して、それを買取業者に売却することです。
基本的に個人で行えるというメリットがあるので、多くの場合この手法で現金化を図る方は珍しくありません。
一方でキャッシュバック式ですが、買取式に比べて個人で行うことはできません。
現金化を行ってくれる業者に依頼して、まずは元々安い金額の商品を高値で購入します。
依頼者は購入特典として、現金化を行ってくれる業者から現金の一部をキャッシュバックとして受け取るのがこの方法です。
多くのインターネット上や街中で見かけるクレジットカードの現金化は、このキャッシュバック式が採用されているのです。
どちらもクレジットカードのショッピング枠を使って現金化を行います。
金融機関で借用が難しかった方などが、クレジットカードの現金化を行う方が非常に多い傾向にあります。
クレジットカードを現金化する際のリスク6選
ここでは、クレジットカードを現金化する際のリスク6つ紹介していきます。
クレジットカードの現金化は、カード会社の規約により禁止されている行為の1つでもあります。
利用しているクレジットカード会社に現金化を行ったことがバレると、ペナルティを受ける可能性が高いので注意が必要です。
- リスク①現金化がバレたら強制退会&再発行不可
- リスク②不正利用扱いとなり一括返済を求められる
- リスク③自己破産不可
- リスク④ブラックリストに登録される
- リスク⑤金銭的損失が大きい
- リスク⑥個人情報が流失されて詐欺などに利用される
それぞれチェックしていきましょう。
リスク①現金化がバレたら強制退会&再発行不可
先ほども紹介した通り、クレジットカードの現金化がカード会社にバレるとペナルティを受ける場合があります。
主なペナルティとしては、クレジットカードの利用停止や強制退会などが挙げられます。
クレジットカードの利用規約に、現金化NGの記載があるところがほとんどです。
当然規約違反の行為をしているわけですから、現金化がクレジットカード会社にバレると利用停止や強制退会などの処置が取られるのも納得です。
現金化をしても上手く言い訳ができるように、あらかじめ用意周到に行う方は少なくありません。
クレジットカードの現金化は、認めなければ利用停止や強制退会などはされません。
ですが言い訳に矛盾があったり、上手く質問に対して答えられないと利用停止や強制退会などのペナルティを受けることになります。
当然クレジットカードの再発行もできなくなるので、知恵袋などの安易な情報を信じて現金化を行うのはかなりのリスクが伴います。
リスク②不正利用扱いとなり一括返済を求められる
利用規約違反を犯しているので、クレジットカードの現金化は不正利用扱いとして対処されます。
そのためクレジットカード会社に現金化がバレると、現金化を含むこれまでの残債も全て一括での返済を求められます。
まずはクレジットカード会社に一括で返済を行った後、カードの利用を停止させられて強制退会が主な流れです。
ショッピング枠だけでなく、キャッシング枠も一括での返済です。
過去を含む利用額が大きいと、その分負担も大きいためかなりの痛手になります。
元々消費者金融などから借用できなかった方の場合、返済はもちろん普段の日常生活を送ることがより困難になるのも安易に想像が付きます。
リスク③自己破産不可
一括返済を求められるため当然返済はしなければなりません。
ですが返済ができないという方もいるでしょう。
その場合自己破産という方法を考える方が多いのですが、クレジットカードの現金化を行うと破産法に基づき自己破産ができません。
破産法「第252条第1項第2号」に、「不当な債務負担行為」という項目があります。
裁判所から免除許可が下りず、自己破産を申告しても認めてもらえないので返済するしかありません。
最終的に自己破産で逃げることはできないので、クレジットカード会社に現金化がバレた場合はしっかりと一括で返済しましょう。
リスク④ブラックリストに登録される
クレジットカード会社にバレて強制退会などが行われると、信用情報に傷が付きます。
要はブラックリストに登録されるため、金融事故扱いとなります。
ブラックリストに登録されると、金融機関で借用はもちろんクレジットカードの利用もできなくなるので注意が必要です。
他のクレジットカードの審査すらも通らなくなるので、最低でもブラックリスト登録後5年はクレジットカードが使えなくなります。
ありとあらゆる支払いをクレジットカードで行っていた方には、かなりの痛手になるでしょう。
取り返しの付かないことになる場合もあるので、クレジットカードの現金化は安易に行うのは危険だということが分かります。
リスク⑤金銭的損失が大きい
そもそもクレジットカードの現金化は、100%現金として受け取れるわけではありません。
仮に10,000円の商品を購入したとして、それを9,000円で買取業者に売却するとして1,000円の損失があります。
金額が10万円100万円と大きくなればなるほど、比例して金銭的損失が大きくなるのが現金化の仕組みでもあるのです。
さらに現金化を行った際の支払いは元金だけでなく、キャッシングやローンだと最大2ヶ月の支払い猶予があるため年利換算にすると最大20%もあります。
コスト面での損失が大きいのが、クレジットカードの現金化です。
クレジットカードの現金化は冒頭でも紹介した通り、金融機関などからの借用が難しい場合の資金作りとして活用されることが多い傾向にあります。
ある程度余裕がある場合はしっかりと支払期日までに代金が用意できますが、それが難しいことの方が多いため代金の用意もまた難しいといえるでしょう。
支払い期日までに支払えなかった場合は、それこそ信用情報に傷が付きてしまいます。
リスク⑥個人情報が流失されて詐欺などに利用される
クレジットカードが利用停止になり、強制退会させられてブラックリストに登録される。
これだけでもかなりの重いリスクが伴うクレジットカードの現金化ですが、1歩間違えば個人情報が流失して詐欺などに利用される場合も考えられます。
クレジットカードの現金化をしてくれる業者の中には、優良業者だけでなく悪徳業者の存在も潜んでいます。
闇金業者は違法な金利で融資を行うので、現金化を行ってくれる業者に適当に依頼してしまうと個人情報の流出被害に遭う可能性もあるのです。
情報が悪用されれば、毎日のように悪徳業者からDMが届いたり身に覚えのない契約の電話などが来ることもあります。
中には犯罪に巻き込まれて利用されることもあるので、非常に危険な行為です。
クレジットカードの現金化で知恵袋に寄せられた質問
最後に、クレジットカードの現金化で知恵袋に寄せられた質問をいくつか紹介していきます。
クレジットカードの現金化を検討している方は、以下で紹介する質問に対する回答を元にしっかりと知識を身に着けておきましょう。
- クレジットカード現金化って何?どんな方法?
- クレジットカード現金化は違法?
- クレジットカードの現金化は何でバレる?
- クレジットカードの現金化を抑制する法律はあるの?
- 現金化に伴い、換金率が98%って本当?
- 急にまとまったお金が欲しいんだけど即日は可能?
- 現金化業者にセキュリティコードを教えても大丈夫?
- クレジットカードの現金化を依頼したけど、キャンセルできないといわれた
それぞれチェックしていきましょう。
クレジットカード現金化って何?どんな方法?
本記事でも紹介した通り、クレジットカードの現金化はその名の通りクレジットカードのショッピング枠を利用して現金化します。
商品を購入して、買取してくれる業者に売却することで現金を手に入れるのが主な方法です。
他にもキャッシュバック対象の商品を購入することで、購入した金額の一部をキャッシュバックとして現金で受け取るという方法も挙げられます。
ローンなどの審査が通らない方や、まとまった現金が今すぐ必要になったという方がよく利用する方法です。
クレジットカード現金化は違法?
リスクが伴うクレジットカードの現金化ですが、実際のところは違法ではありません。
限りなくグレーな方法でクレジットカード会社の利用規約には違反しているのは事実ですが、裏を返せばただクレジットカードで商品を購入しただけに過ぎません。
「クレジットカードで購入した商品は売却不可」という法律もありません。
よって違法ではありませんが、先ほども紹介した通りかなり大きなリスクが伴うので注意は必要です。
クレジットカードの現金化は何でバレる?
クレジットカードの現金化がバレてしまうのは、カード会社が設けている不正検知システムが作動していることが挙げられます。
何かしらの不正利用だと思われる行為を検知した時にシステムが反応して、カード会社から連絡が来たりするのです。
システム検知は誤動作を起こすこともありますが、現金化に関しては割と疑われる確率が高いです。
現金化に気付いたカード会社は、利用者本人に連絡をして調査をします。
そこで受け答えが出来なかったり、矛盾が発覚するとクレジットカードの現金化がバレてペナルティを受けてしまうのです。
クレジットカードの現金化を抑制する法律はあるの?
現状クレジットカードの現金化を抑制する法律は存在していません。
先ほども紹介した通り、あくまでもクレジットカードを使って商品を購入しただけのことです。
違法にしてしまえばクレジットカードを使っての買い物ができなくなる可能性が出てきてしまうので、違法だと問うことができません。
違法化しづらいことから利用者も多く、実際に詐欺などの被害に遭ってしまう方が多いのも事実です。
クレジットカードの現金化を行う場合は、完全自己責任で行うしかないのです。
現金化に伴い、換金率が98%って本当?
必ずしも換金率が98%とは限りません。
一般的には70%~80%が平均換金率だといわれていますが、一部の現金化業者の中には90%超えるところもあります。
ですがほとんどの場合、誇大広告だといえるでしょう。
最大換金率が90%以上ということなので、条件を満たすのはなかなか難しいといえます。
前提として、10万円以上でなければ90%超えの換金率は難しいです。
急にまとまったお金が欲しいんだけど即日は可能?
即日現金化は可能です。
クレジットカードを持っている方であれば、いつでも現金化はできます。
ですが業者を利用しての現金化は、必ずしもその日中に現金化できるとは限りません。
もちろん即日で現金化してくれるところも多く存在していますが、急にまとまったお金が必要になった方は事前に確認しておくことをおすすめします。
現金化業者にセキュリティコードを教えても大丈夫?
セキュリティコードは、絶対に現金化業者に教えてはいけません。
そもそも現金化にセキュリティコードは必要ありません。
万が一提示を求められた場合は、悪徳業者の可能性が非常に高いので利用は避けるべきです。
個人情報が洩れて不正利用される恐れがあるので、すでにセキュリティコードを教えてしまった場合はカード会社に連絡をして利用を停止しましょう。
クレジットカードの現金化を依頼したけど、キャンセルできないといわれた
キャンセルを受け付けてくれない場合は、クレジットカードの利用を停止してください。
優良業者であれば、キャンセルが可能です。
キャンセルできない業者は悪徳業者の可能性がある上に、さらに手数料などの金額を請求してくることがほとんどです。
カード会社に連絡をするのですが、間違っても現金化のことは伝えないようにしてください。
伝えてしまうと利用者本人がペナルティを受けて、数年の間利用ができなくなるので注意しましょう。
クレジットカード現金化 知恵袋 まとめ
- クレジットカードの現金化は主に2種類
- 現金化がバレたら強制退会や一括返済を求められる
- 自己破産は不可ので金銭的損失が大きい
- 個人情報が流失されて詐欺などに利用される場合もある
クレジットカードの現金化で、知恵袋に寄せられた質問などを紹介してきました。
知恵袋に寄せられた質問への回答の中には、不確かな情報なども多く含まれています。
安易に信じて現金化を行ってしまったばかりに、トラブルに発展したというケースもあるのでクレジットカードの現金化を行う場合は十分に注意してください。